スペインの高等裁判所は、アップルとアマゾンが独占禁止法規制当局の判決に対して控訴する予定であるとの情報を受けて、両社に対する罰金の支払いを保留すると発表した。スペインの国家市場競争委員会(CNMC)は、2021年7月に両社に対する調査を初めて発表した。訴状では、両社が「電子製品のインターネット小売市場における競争を減らす」ために不当に共謀したと主張している。
この訴訟の中心的な争点は、アップルが製品の販売を自社とアマゾンに限定する取引を行っているかどうかだ。 CNMCは2023年までに両社に総額1億9,410万ユーロ(現在は2億920万ドル)の罰金を科すのに十分な証拠を発見したと考えていた。
AppleとAmazonの両社はこの決定に対して控訴すると述べており、ロイター通信は今回控訴したと報じている。アップルはコメントしなかったが、アマゾンの広報担当者はロイターに対し、スペイン高等裁判所の罰金保留決定は控訴手続きの一環だと語った。
ロイター通信によると、CNMCはアップルに1億4360万ユーロ(1億5470万ドル)、アマゾンに5050万ユーロ(5442万ドル)の罰金を課した。
CNMCはまた、AppleとAmazonは2018年にAmazonをAppleの正規再販業者とする契約を締結したと述べた。この契約には反競争条項が含まれていると言われており、CNMCは既存小売店の90%以上がAmazonでAppleデバイスを販売できないと主張している。
スペインの規制当局はまた、アマゾンは契約締結後、ユーザーが製品を検索する際にアップルのライバル企業が自社サイトに広告を掲載することを制限したと述べた。
アップルとアマゾンが控訴するのにどれくらいの時間がかかるか、最終的な判決がいつ下されるかはまだ発表されていない。