米証券取引委員会はイーロン・マスク氏にツイッター株の購入について証言を強要しようとしている。証券市場を監督する連邦機関は現在、マスク氏がソーシャルメディアプラットフォーム(マスク氏がXに改名)の買収に先立ってツイッター株を購入した証券法違反の疑いでマスク氏を捜査している。

同社を買収する前にツイッターの株式を購入した場合、マスク氏はインサイダー取引、市場操作、さらには公正な市場開示違反の罪を犯したことになる可能性がある。

米証券取引委員会は木曜日、マスク氏が先月要求された証言を怠ったと発表した。同庁がサンフランシスコの連邦裁判所に提出し、ブルームバーグによって初めて暴露された文書によると、同庁はマスク氏の発言と株式取引に関する開示を監査しているという。

文書によると、SECの調査が2022年4月に始まって以来、マスク氏は数百件の文書を送付し、2022年7月には2回証言した。調査は進行中であり、非公開である。

同庁によると、マスク氏は先月サンフランシスコで証券取引委員会の尋問を受けることに同意したが、9月15日に予定されていた会合の2日前にマスク氏はサンフランシスコは良い場所ではないと主張して反対した。同氏は、陪審員候補者200人に送ったアンケートの結果、ほとんどの陪審員がマスク氏に対して否定的な見方をしていたことが判明したため、サンフランシスコの陪審員らはマスク氏を嫌っていると主張した。

SECは面会場所をマスク氏が住むテキサス州フォートワースに移すよう勧告したが、マスク氏は面会を一切拒否したと同庁は述べた。

マスク氏がSECと衝突するのはこれが初めてではない。マスク氏が2018年にテスラを1株当たり420ドルで非公開化するための「資金を確保」し、この取引に対する投資家の支持が確認されたとツイートした後、テスラのCEOが弁護士にテスラ関連のツイートを精査させるよう命じられたことは有名だ。その後数週間でテスラの株価は変動し、マスク氏が証券詐欺を犯したかどうかについて米証券取引委員会による調査が開始された。

米証券取引委員会はまた、テスラの「完全自動運転」機能に関するマスク氏とテスラ氏の主張や、テスラが会社資金を使ってマスク氏のための「ガラスの家」を建設したことについても調査している。