世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツの創設者レイ・ダリオ氏は、米国が一時的に人工知能チップの開発をリードする可能性はあるが、これらのチップ用アプリケーションを製造する権限は引き続き中国にあり、これはすぐには変わらないと考えている。ダリオ氏は先月のインタビューで、米国のチップの方が若干効率的ではあるものの、半導体チップの量産や人工知能の応用方法の開発では中国が米国よりも有利だと述べた。

「私たちはチップを設計していますが、効率的に生産することはできません。概して、私たちが生産するものは、どのような製品であっても、費用対効果が高くありません」とダリオ氏は語った。

同氏は、人工知能チップ開発における米国の優位性は、高等教育と研究への継続的な投資にあり、世界中の労働力を惹きつけていると考えている。

ダリオ氏はさらに、「法の支配などを駆使して、クリエイティブ面でうまく協力できれば、われわれにはそれらのものがあるし、それがわれわれの競争上の優位性となる。しかし、われわれには製造業がない。われわれが生きているうちに製造業で中国と競争できるとは思えない」と付け加えた。

今年1月、ダリオ氏はポッドキャストAll-Inで、人工知能は「どの国も負けられない戦争」であり、勝利は「利益よりも重要」であると述べた。

ダリオ氏は、中国製のチップには米国の技術に比べて小さな欠陥があるものの、依然として米国のチップよりもはるかに安価であり、中国は人工知能アプリケーションに焦点を移す可能性があると述べた。

ダリオ氏は1月のポッドキャストで、「中国の勝負はチップ、つまりロボットなどの工業製品に埋め込まれた非常に安価なチップだろう」と語った。