業界ニュースによると、液晶パネル事業の低迷が続いていることから、鴻海が出資するシャープが構造改革を進め、中小型の液晶パネル関連事業を手掛ける子会社「シャープ米子」を閉鎖する予定であることが分かった。シャープ米子は7月末までに閉店する予定で、従業員約160人が自主退職する予定だ。
シャープは1月28日、従業員に対し、配置転換の支援や退職金の加算などの対応策を説明した。同社の土地や工場のその後の利用については未定。
同社は以前は富士通の液晶子会社でしたが、2005年にシャープに完全買収され、社名変更されました。当初は中小型液晶パネルの生産を担っていたが、2019年に生産を停止し、その後は他拠点で装置の洗浄やパネル修理事業を主に請け負ってきた。
この閉鎖の決定は、シャープのディスプレイ部品事業の業績不振に直接関係している。シャープが2025年11月に発表した有価証券報告書によると、2025年度第2四半期(7~9月)のディスプレイコンポーネント事業(PC・タブレット、車載パネルなど)の売上高は前年同期比18.0%減の1億260万円となり、営業損失も前年同期の16億円から62億円に拡大した。
シャープは、2025年度も同部門の売上高は11.5%減の4億円、営業損失は220億円(前期は269億円の損失)と予想している。
子会社の閉鎖は、シャープが液晶パネル市場の低迷に対処し、事業再構築を推進するための最新の措置である。
