交渉に詳しい複数の関係者によると、米フォード・モーターと中国吉利は協力の可能性について協議している。事情に詳しい関係者3人によると、両社は吉利が欧州にあるフォードの工場スペースを同地域向けの自動車製造に利用できるよう協議している。これとは別に、交渉に詳しい関係者2人は、双方は自動運転技術を含む車両技術を共有するための潜在的な枠組みについても話し合ったと述べた。

関係者2人によると、欧州の製造業を巡る交渉はさらに進展したという。フォードは交渉を強化するため今週中国に代表団を派遣する。これは先週ミシガン州で行われた吉利経営陣とフォード経営陣との会談に続くものである。
関係筋5人によると、吉利とフォードの間の交渉は数カ月にわたって続いているが、交渉は進行中であり非公開であるため、匿名を条件にしている。
吉利はコメントを控えた。フォードは「われわれはさまざまなテーマについて多くの企業と協議してきた。最終的に合意に達することもあれば、合意に至らないこともある」と述べた。
吉利との協力が実現すれば、テスラの優先開発方向で中国自動車メーカーが注力しているコネクテッドカー技術や自動運転などの分野でフォードが世界の競合他社に追いつくのに役立つ可能性がある。フォードのジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は、フォードは中国の自動車メーカーとの競争力の差を縮める必要があると何度も公に述べてきた。