テスラの株価は今年80%以上上昇しており、自動車株の中でも異例のパフォーマンスとなっている。しかし、ジェフリーズのアナリストらは月曜日のリポートでテスラの目標株価を引き下げた。ジェフリーズのアナリスト、フィリップ・フーショワ氏はテスラの目標株価を250ドルから16%引き下げ210ドルに引き下げた。同氏はまた、可能性は低いものの、サイバートラックの売却を中止すればテスラ株にプラスの影響を与える可能性があると指摘した。

ウーショワ氏は、テスラが低速車線に陥ったと考えている。伝統的な欧州の自動車会社は、中国の経済的な電気自動車との競争の激化と相まって、より安価な電気自動車を発売しており、そのすべてが業界リーダーとしてのテスラの地位を脅かしている。

現在、サイバートラックが市場に参入する際の先行者利益はなく、電気トラックの敷居は低くなっている。その結果、テスラのモデルは市場で不評になる可能性がある。 Houchois氏は、テスラは今後、大量生産モデルの市場とモデルY4680バッテリーの生産に注力すべきだと述べた。

テスラのサイバートラックは11月30日に納入を開始し、テキサス州オースティンにあるテスラのギガファクトリーがこの目的で祝賀イベントを開催すると報じられている。

来年の成長は難しいだろう

Houchois氏は、2024年はテスラにとって成長を達成するのに難しい年になるかもしれないが、これはテスラがシンプルさ、規模、スピードというビジネス上の利点を形成することに再び注力するのに役立つだろうと指摘した。

マスク氏自身も第3四半期の決算会見で慎重さを説き、大量生産を達成する上で大きな課題に直面しているサイバートラックに対する投資家の期待を下げることを望んでいた。

11月初旬、モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏はテスラの発展について懸念を表明し、投資家がテスラの株価を支える要因を探すよう示唆した。

同氏は、テスラはサイバートラックの発売にあたり、コンセンサスを下回る一株利益予想を改善する必要があると述べた。テスラは自社のビジネスモデルが、ソフトウェアや充電ステーションのライセンス、その他自動車市場とは関係のない製品へと移行していることを示す必要がある。

同氏はまた、サイバートラックの発売は市場センチメントに影響を与えるものの、電気トラックの敷居が大幅に下がったため、モルガン・スタンレーはこのモデルがテスラの将来の大規模投資ポートフォリオにおいてほとんど役割を果たさないと考えていると付け加えた。