アマゾンは米国消費者製品安全委員会(CPSC)に対し、サードパーティが販売する商品を含む市場にあるすべての危険な製品を回収する責任はアマゾンにあると認定し、訴訟を起こしている。アマゾンは先週起こした訴訟で、電子商取引大手を物流業者ではなく流通業者として扱うことで消費者安全法を拡大解釈しているとして米国消費者製品安全委員会を非難した。

米国消費者製品安全委員会は2021年、アマゾンが可燃性の子供用パジャマや欠陥のある一酸化炭素検知器など数万点の危険品を適切にリコールしなかったとして、アマゾンを提訴した。アマゾンは商品を削除し、購入者に通知したが、米国消費者製品安全委員会は「危険の深刻さを軽視していた」と述べた。 CPSCはその後、アマゾンは販売業者であり、よってサードパーティ商品のリコールを実施する責任があるとする行政法判事の判決を再確認した。

しかし、アマゾンは自社を「これらの製品を製造、所有、販売しない」サードパーティの物流プロバイダーとして分類しているため、CPSCは同社にリコール命令を出す権限を持っていない。また、CPSCの組織は憲法違​​反であると主張し、委員が「同じ訴訟手続きにおいて裁判官、陪審員、検察官を務める」ことを認めていると述べた。 

Amazonは2023年に自社ウェブサイトに製品リコールページを開設した。

コンシューマー・リポート社の安全擁護担当ディレクター、ウィリアム・ウォレス氏は訴訟に対し、「この場合、アマゾンは『販売業者』であり、リコールを実施しなければならないと法律で明確に定められている。企業がオンライン市場を開設したからといって、危険な製品を人々の家から遠ざけ、販売を阻止するための合理的な要件が免除されると考えるのはばかばかしい」と述べた。