利益確定売りが新規上場した半導体子会社アーム(ARM.US)の株価を圧迫し、ソフトバンクグループ株は最大4.3%下落し、日中下落率としては1カ月ぶりとなった。アーム株は木曜日のナスダック取引初日に同社が25%急騰した後、2日連続で約4.5%下落した。 Armの50億ドルのIPOは、スタートアップに対して一連のタイミングの悪い賭けをしてきたソフトバンクの創設者である孫正義氏の勝利であると広く見られている。
ソフトバンクは、この資金は資本剰余金として計上されると発表した。今年6月の時点で、同社の手元資金は約420億ドルだった。
人工知能関連技術に長期投資しているソフトバンクは、ビジョン・ファンドからの数十億ドルの損失で利益が損なわれているため、利益を増強するために現金を積み上げている。孫氏とその代理人らは再び攻勢に出る用意があると述べた。
バーンスタイン・アンド・カンパニーは以前、同社の目標株価を46ドルとして「アンダーパフォーム」と評価しており、同社が一部の投資家が予想していたほどAIブームの恩恵を受けられない可能性があることを示唆していた。
同銀行のアナリスト、サラ・ルッソ氏は「アームが人工知能の成長から恩恵を受けるとの期待は株価にプレミアムをもたらす可能性があるが、アームが人工知能の分野で勝者であると宣言するのは時期尚早だと考えている。携帯端末市場が成熟する中、収益の伸びに対する期待は楽観的すぎると考えている」と述べた。
バーンスタインはアームの格付けを開始した3社目で、これまでのところ市場は同社に対する格付けを均等に配分している。バーンスタイン氏の「アンダーパフォーム」評価に加え、ニューストリート・リサーチは同株の「買い」を推奨しているのに対し、ニーダム氏の評価は「ホールド」となっている。ニーダムのアナリスト、チャールズ・シー氏は、同社の評価額は「適切に見える」と書いた。