ブルームバーグによると、著名な米民主党上院議員らが月曜日、中東諸国へのAIチップ販売拡大は国家安全保障を脅かすと考え、サウジアラビアやアラブ首長国連邦との新たなAIチップ協定を見直すようトランプ政権に要請した。これに対しエヌビディアは、米国技術の海外拡散を制限することは逆効果でしかないと述べた。

NVIDIA、AMD、その他の企業は先週のトランプ氏の中東訪問中に一連の合意を発表し、湾岸諸国が数万個の先端半導体チップを購入する道を開いたことになる。トランプ政権は、これらの国々のチップへのアクセスを制限していたバイデン時代の規則を撤回することを計画している。
エリザベス・ウォーレン氏とチャック・シューマー上院少数院内総務が率いる民主党上院議員グループは、一連の措置が米国の国家安全保障と経済競争力を危険にさらすことになると警告した。
「総合すると、これらの協定は、米国が技術的優位性を維持し、AI競争での勝利を確実にし、最も機密性の高い技術への敵対者のアクセスを阻止するのに役立ってきた一連の輸出規制措置の衝撃的な後退に相当する」と彼らはルトニック米商務長官とルビオ国務長官に宛てた書簡で述べた。
エヌビディアや他のテクノロジー企業は、米国技術の世界的な利用拡大は国家安全保障に貢献する一方、海外での利用を制限することは逆効果だと主張している。
NVIDIA は上院議員らの共同書簡に応じた声明で、「中東のデータセンターは、外国の競合他社に依存するのではなく、米国の技術に基づいて安全に建設される。これらの協定はまた、米国の雇用を創出し、米国のインフラ建設を支援し、数百億ドルの税収を米国財務省にもたらし、貿易赤字の軽減にも役立つだろう。同時に、世界最大かつ最も強力な AI インフラストラクチャを構築するために米国に前例のない投資も行う」と述べた。
本稿執筆時点で、ホワイトハウス、米国商務省、国務省の報道官はコメントを出していない。